やまもとこうじ♡ネパール バイハルチャ!

青年海外協力隊でネパールの学校へ!!

今年度の活動

新年度が始まり、自分のルーティンも変わりました。
前年度は算数がメインでしたが、今年度はヘルス、サイエンス(体育含む)に多く入るように組んでもらいました。

担当の先生が英語が中1レベルなので、教科書をネパール語で説明しています。

基本的には教科書に沿って、なるべく動きを入れて教えています。準備運動やストレッチの経験が全くないので、身体が硬い子がほとんどです。ケガが多い原因でもあると思います。
ストレッチを終え、大好きなカバディの前にリーダー中心に作戦を立てさせて、「エイエイオー」的なのをやっています。ネパールにもあるみたいです。

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そして、今日念願だった学校に時計が設置されました。配属当時から時計が必要と言い続けてきたのがやっと実現しました。

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残念なのは、見にくいことです。とにかく設置したことに感動。
時間が守れる大人に育てばいいですが。

ルンビニ

ブッダことゴータマ・スィッダールタ生誕の地ルンビニに行ってきました。

ルンビニは、ポカラからバスで7時間ぐらい。通り道のシャンジャからは6時間でした。
バスだと着くのが夕方なのでタクシーを4人で借りました。14000ルピーかかりましたが、この時期はすごく暑いうえ、道も酷いので調度よかったです。
当日は5時半にシャンジャを出て、12時頃に着きました。

ここルンビニはタライエリアといわれ、インドに近くとても暑いです。この日で気温は40℃近くありました。
お昼を食べてから気合いを入れてルンビニ散策。

ルンビニは仏教の聖地ということで、各国のお寺が建てられています。
2時間500ルピー(地球の歩き方通り)のリキシャーでミャンマー、タイ、インド、ドイツ、中国、韓国を見て回りました。
建物が国ごとに違っていておもしろかったけど、さすがの暑さで一つひとつに時間かけないで回ったので2時間で回りきりました。

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その後、メインの聖園に行きました。聖園の中ではブッダが生まれたといことを示す石碑が残っています。

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各国のお寺から聖園を出るまで4時間近く、飲み物を買える場所はありませんでした。持ってきていた水も1時間後にはお湯になっていたし、戻ったホテルは天国でした。

ホテルは少しいいところに泊まりました。といっても1人2000ルピーの2人部屋です。朝ご飯つき。ここは妥協できなかったので、夜中中エアコンが使える部屋にしました。

次の日、ブッダの仏像を買い帰路へ。
途中、少し道を反れてスノウリに行きました。
ここはインドとの国境のふ街で、初めて国境を見ることができました。
ネパール人はビザがなくてもインドに行けます。
ルンビニとは違った興奮でした。

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新学期スタート

ネパールも新学期が始まりました。
今年度より、ネパール語以外の教科を英語で教えることになりました。同時に教科書も全て英語になりました。
年輩の先生たちは、英語の分からないところを英語の先生に教わるのに必死です。

また、バスを一台購入して遠くから来ている子どもが楽になりました。公立校でバスがある学校はネパールではめずらしいと思います。
これも、年明けてすぐに学校でマハエッゲイと呼ばれるプジャ(お祈り)を行い、そのために集まる人から寄付金を集めたからです。全部で810万ルピー集まりました。今のレートでは、日本円とルピーはほぼ変わりません。
そのお金でバス二台と寮を建てる計画です。

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また、英語の導入やバスの利用から生徒がかなり増えました。さらに、巡回している学校からもたくさんの子どもが移動してきて知った顔が増えました。

新しい気持ちであと一年頑張っていこうと思います。

ネパール新年

4月12日からネパールの新年が始まりました。
年越しは、ポカラでこの前のモウサップのようなお祭りが行われたり、花火もあがりました。ポカラの夜は、遅くまで騒がしく盛り上がっていましたり

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この日は、祝日となっていて実家に帰るに人も多くて交通がかなり混雑していました。

ただ、特に何をするわけでもなく家族で過ごすという感じでした。

日本だと年末から年始にかけて、年越し、初詣、正月などイベントが盛りだくさんですが、ネパールではそうではありません。普段それに慣れているせいか、物足りなさを感じました。

ここに来て、日本の年末年始の良さを改めて実感することができました。そして、年に2回の年越しを経験できました。

タトパニ温泉

朝、8時にゴレパニ(2800m)のホテルを出発。ここからは下りです。この日は、ダウラギリが見え、ラリグラスの写真を撮りながら下山しました。
下山は、気持ち的には楽ですが、足の負担が大きくて長時間はかなりつらいです。
山小屋で飲もうとしたスプライトにすごい数の虫が。
その後、出てきたトマトパスタ(マサラ風味)のハンパない量と上にのるヤクチーズ。
お腹が空いていたので完食は楽でしたが、休憩所選びは慎重にのる必要があります。

途中の、目も空けられないような強風、崖っぷちや吊り橋の恐怖を乗り越えタトパニ(1500m)に3時半着きました。
この日が、実質一番長く歩くことになりました。

タトパニとはタト(熱い)パニ(水)の意味で、飲むものにも、シャワーでも使う単語です。地名としてもよくあり、温泉地になっています。

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川近くに公衆浴場があり、100ルピーで入ることができます。観光客が多いですが、ネパール人も入ります。男性は若い人も入りますが、女性は年齢が高めでした。


浴場はルールが徹底されていて、思っていたより綺麗でした。お湯は少しぬるめ。
長い登山?いや、下山の疲れを癒しました。

4日目、もちろん朝風呂!朝は昨日よりもお湯が綺麗で、温度もちょうどよい。
まさかネパールで温泉に入れるとは。
9ヶ月ぶりのお風呂でした。

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9時にタトパニを出発。この日は車の乗り継ぎだけで徒歩はありません。

タトパニからベニまでバスで2時間。250ルピー。すごい道です。しかも、乗客が多く、座れなかったらかなりきついです。

ベニからポカラまでジープで2時間半。400ルピー。
バスなら、4時間程かかりますが、安くいけます。

ネパールでの温泉。短い日数での観光では、時間が結構かかるのでお勧めはできませんが、長く滞在している方にはすごくお勧めします。
特に温泉好きにはお勧めかもしれません。

プーンヒルトレッキング

以前行ったプーンヒルトレッキングについて
朝、7時半にポカラを出発。
ポカラからナヤプールまで貸し切りタクシーで1時間。1800ルピー。
バスだと少し安いですが、2時間かかってしまいます。
ヤプールからスダメまで乗り合いジープで1時間。1人400ルピー。舗装されていない道でした。この間は歩いて行く人も多くてたくさんの人を抜かして行きました。

スダメから登り2時間半、久しぶりの登山で険しくない道でしたが、かなりつらく感じました。

登山中、ヒマラヤはほとんど見えなかったけど、ラリグラスが綺麗に咲いていてとても綺麗でした。

来年のこの時期はいないので、ラリグラスを見れるのは最後かも?とたくさん写真を撮りました。

ラリグラスは、ネパールの国花で3、4月に山で見られます。
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2時頃、ウレリ(2000m)に到着してこの日はここに泊まりました。

2日目、ウレリからゴレパニに向かって登ります。前日の夕方にすごい雨と雹が降ったおかげで、アンナプルナサウスが綺麗に見えました。
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標高が高くなるほどラリグラスも増えていくのと、2日目で足も慣れ調子よく登れました。
かなりの登りでしたが、休憩入れての5時間程でゴレパニ(2800m)に着きました。観光客が多いので、標高は高いのに町は狭い範囲ですが、栄えていました。ウレリやゴレパニの宿はダブルで500ルピー程で安い。温かいシャワーも出る。たた、食べ物が高くて一食500ルピー程します。

3日目の朝、5時にホテルを出発。プーンヒル(3210m)まで40分、ひたすら登りです。登り始めは、たくさんの人が登っているので真っ暗でしたが、安全です。ライトは必須です。

前日は曇っていたうえに、雨も降らなかったので天気が気になっていましたが、プーンヒルからは最高の景色が見れました。
マチャプチュレ、アンナプルナサウス、ダウラギリ、ニルギリ、
たくさんのヒマラヤが大きく見えました。
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春休みと進級

今は春休みで、子どもたちはネパール新年(4月13日)が明けるまで学校は休みです。

先生たちもは僕の学校では、休みでも仕事があります。
今度のお祭りのための準備やビラ配りといった宣伝活動です。他の公立学校は一ヶ月ほど休みです。

昨日から進級の可否を確認するために子どもと親が学校に来ていました。
ネパールでは、学期末テストの結果で進級ができるか決まります。

親と一緒に教科の点数を聞きに来て、進級が可能であれば新しい教科書のお金を払っていました。
公立だけど、英語で書かれた教科書を扱うのでお金がいるようです。

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学年末テスト

学年末テスト期間中です。1日一教科ずつ8日間あります。最終テストと言えば、進級がかかっているはず。
しかし、公立学校だからか、テスト期間中にホーリーがあるのもあってなのか、子どもたちに目立ったやる気は見られませんでした。

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ネパール語と英語以外の教科の問題は、ネパール語と英語で書かれています。教科の担当の先生が問題を作っています。
やっぱり、カンニングは当たり前です。先生たちも注意はするものの徹底した指導は行わない。なんのためのテストなのか……

テスト後は、ネパール新年(4月半ば)まで春休みになります。

ホーリー祭

22日にホーリーというヒンドゥーの春の訪れを祝うお祭りがありました。

ホーリーの存在は「ガンジス川でバタフライ」の本で知っていて、映画では長澤まさみがインドでホーリーをやっていました。

ネパールのお祭りの中では、少し変わっていて町中で人に色を付け合うというものです。色は普段の祝い事で使われるティカを用います。ティカを水で薄め、水鉄砲や水風船、そのまま人に向けて投げたりつけたりします。

子どもたちはこのお祭りが大好きで、一週間前くらいから風船を買って準備していました。この時期に合わせて、お店には水鉄砲やTシャツなどのホーリーグッズが並んでいました。

当日はポカラで近辺の隊員で集まって、参戦しました。

予想以上にすごいことになりました。子どもたちのやんちゃぶりもすごいけど、大人も本気でした。

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通る車やバイクに向かって投げる人たちも。移動は困難。
この日は、 一日中こんな様子ではなく、3時頃すでに終わり、町はひっそりとしていました。さすがに一日中はないか。

ネパールでの活動期間も一年を切りました。来年は、ホーリーの時期には日本?
一回を思いっきり楽しむことができました。

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モウサップ清掃活動の振り返り

活動後にはもちろん振り返り。ネパールには、振り返り文化が全くありません。子どもたちはどのくらい書けるのか楽しみです。

振り返りの結果です。

①今日の清掃活動はどうでしたか?
・きれいになってよかった。
・活動はよかったが、ゴミがたくさん落ちていた。
・またやりたい。

②自分の劇はどうでしたか?
・よくできた。
・ゆっくり、大きな声で話せた。
・台詞を忘れてしまった。
・ステージの上は恥ずかしかった。

③今後、どんな活動をしてみたいですか?
・いいことがしたい。
・もう一度清掃活動をやってみたい。
・学校でもやってみたい。
・水についてやりたい。
・何かやりたい。
・うまくできなかったのでもう一度劇をやってみたい。

④自由に書いてください。
・清掃活動はよかったが、ゴミを出す人はよくないと思った。
・家や学校もきれいにしたい。
・先生たちと一緒にお菓子を食べたり、遊べたりしてとても楽しかった。

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「ラムロラギョ」=「よかった」がすごく多かったけれど、意外と書けていたのにびっくり。またやりたいという意見もとても多かったです。
今後の活動にもやる気があるので、継続して環境指導していきたいです。