パルパのOKバジ
OKバジはパルパを中心に、ネパールの支援OKバジこと垣見一雅さんに会ってきました。
OKバジとは、ネパールに20年間パルパというところに住みながら学校関係を中心に多くの支援をして来られた方です。
なんでも「OK」と優しく答えてくれるバジ(おじいちゃん)ということです。
ネパール人にも有名で、僕自身も配属当初から噂は聞いていて本も読んでいました。
今回、8月からパルパ群のタンセンというところに配属された方の繋がりでOKバジと会うことができました。
タンセンはシャンジャからルンビニに行く途中にあり、シャンジャからはバスで3時間かかります。
タンセンは、かつてパルパ王国の首都があったところです。山間に広がる町並みがとてもきれいです。
OKバジが支援した学校を、一緒に見て回ることができました。写真は、お金がなくて市立に通えない子どもたちのために校舎増築の支援をした学校です。
OKバジは日本にあるたくさんの支援者からお金を預かり、現地に必要なことに使っています。何度も訪問したり、事後のチェック、支援者への報告をきっちりこなす方で今では支援者が多いようです。
OKバジと援助することでSLCのテストでとてもよい成績をとることができた子どもです。ネパール人にとってSLCはとても重要なのですごく感謝されています。
OKバジの人柄や仕事スタイルはとても共感できて、よい経験になりました。
今度はOKバジが住んでいる村にも訪問してみたいです。
シャンジャ町探検
アートマイルプロジェクトでシャンジャを紹介するために町探検。
日本の3年生が行っている、まちたんけんを思い出しました。
お寺、食べ物、自然、学校、国の5つのグループに分けて日本の子どもたちに何を伝えたいか話し合いました。
放課後グループで集まり、写真を撮って回りました。
食べ物グループと自然グループの2回が終わりました。
ここに至るまでは、何度も待ちぼうけをくらいました。
3日目にやっと実現!!
ネパール人の子どもは大人より時間通りに来るということが分かりました。
3日目にやっと実現した理由は、地理の理解がなかったことでした。
第3段、第4段も引き続き行いたいです。
ネパールの発電所
ネパールの水力発電所を見学してきました。ネパールの発電の全ては水力発電によるものです。
シャンジャバザールから1時間半のガレンの発電所はノルウェーの人による支援で27年前にできました。
川から水を引き、地下250メートルへの水の移動を使い発電しています。
シャンジャバザールから4時間のミルミには、ダムがあります。ネパール最大の発電所です。
ダムと発電所を7キロのトンネルを繋いで、この水の移動を利用して発電しています。
日本の水力発電所と仕組みが大きく違うので勉強になりました。
マネージャーの話では、このようになっているのは立地の問題が大きいらしいです。また、ダムや施設を作る際には、住民を納得させるのもかなり大変と聞きました。
シャンジャの電気事情
ネパールでは、今多くの問題を抱えています。生活の上で大きく関わってくるのが電気です。
現在、ネパールのほぼ全ての地域で、計画停電が行われています。首都カトマンズでも乾期になると最大16時間も行われています。
しかし、実はここシャンジャでは計画停電がありません。
ただ、急に停電します。そしていつ復旧するかは分かりません。
今までで最大3日来なかった時があります。
シャンジャで計画停電がなぜないのか、急な停電は何が原因なのか。
休日を利用して発電所に行って調べて来ました。
プライベートエレクトリックカンパニー、水力発電所、ダムを見てきました。
小さな施設の所長から始まり、水力発電所のマネージャーまで行き着き、普段見ることができない施設や、聞きたかった情報を得ることができました。
ネパール人から聞いたことがあるインドに電気を売っているというのは否定でした。実際、インドからネパールの電気の5分の1を買っているそうです。
でも、なぜそのような噂が………
ネパールには政府のパワープラントが56個、プライベートのパワープラントが14個あるそうです。
※数はマネージャーから聞いたもので確認していません。
14個あるプライベートカンパニーのほとんどが、作った電気を政府に全て売ってしまいます。シャンジャとパルパだけは、全部を売らず市民に分け与えるという方針を続けていることで計画停電がないと聞きました。
急な停電の原因は、メンテナンスや木を切るために一時的に止めているらしいです。僕ら市民には伝わっていないけど、大きな企業には伝えてから止めているらしいです。
この時期特に、多く感じたのはダサイン(10月からのお祭り)のために竹を切る人が多くなる前にたくさん木を切る必要があるからそうです。
竹を切る際に、よく電線に引っかけるらしい。
全てが納得行く話でスッキリしました。
ネパール避難訓練第2段
前回自分の学校で行った防災訓練を別の隊員配属校のドゥリケルで実施しました。
ドゥリケルはカトマンズから南に2時間いったところにあります
この学校は、1から7年生と8から10年生の校舎が離れています。
別校舎で同時に行うため、前回とは少し違った対応になりました。
基本的には、前回と同じ流れで自分は先生たちへの授業を担当しました。前回同様、ワークショップ型で先生たちが考えながら進めていけるようにしました。
教員向け研修は前回の活動を活かし、前回以上の濃い内容となりました。
また、この2日間にJICA関西教員海外研修の方々も見に来られました。
僕たちの訓練の後に、防災体操や歌を子どもたちに教えてくれました。
今後は第3、4回も考えていきながら自分の学校での2回目も考えていきたいです。
フレンドシップデイ
朝学校に行く途中で、お店の前に列を作る子どもたち。
何かと聞いてみると今日は「フレンドシップデイ」らしい。
子どもたちは、「best friend」と書いてある紐(一つ1ルピー)を買って、友達同士で巻き合っていました。
こういう流行が好きなネパールの子どもたちでした。
シャンジャの名物?
最近はまっている「ジャート」というものです。
タルカリというカレーのようなスープにサモサを崩して入れて、その上にヨーグルトと生野菜をのせたものです。
味は、辛くて、甘くて、すっぱいという不思議な味。
味加減が、日によって違って甘い日、辛い日、すっぱい日があり安定しません。
1週間に3回くらい食べます。一皿50ルピー。
シャンジャに来ることがあれば是非!!
夏休みでした。
久しぶりになってしまいました。
学校は短い間でしたが夏休みでした。
その間、ちょっとした旅行のためカトマンズにいました。
カトマンズには補修校といって日本人の子どもたちが通う学校があります。
ネパールには日本人学校がないので、普段はネパールの外国人向けの学校に通い、土曜日は補修校で勉強します。
補修校では、主に国語と算数を日本語で勉強します。
この休みの間、補修校で3週間といっても3日間、2年生の担任をさせていただきました。
2年生の担任経験がなかったのと、久しぶりの日本の子どもたちへの授業だったので張り切って教材研究しました。
やっぱり言葉が通じるって素晴らしい。普段より口数が増えてしまいました。
国語「スイミー」の授業。
さらに朝の打ち合わせや、行事などでは学校の組織としての動きや、細かな計画、連絡体制に感動しました。
やはり日本の教育はすごいなと思いました。
さぁ、シャンジャでも学校が始まったので残りの活動頑張ります。
ネパール学校避難訓練
ネパールの地震から約1年、学校配属隊員で計画してきた防災教育研修の第1回目が実現しました。
もちろん、実現までに校長との日程調整は1ヶ月前から3日に一回くらい確認を重ねたのにも関わらず3日前に「別の日にできないか?」と言われたり、開始時間もずらしたりはありましたが、当日なんとか現実になりました。
ネパールでは避難訓練はほとんど行われていないので、まず、先生たちに地震についてのことや避難方法を伝えました。日本とネパールでは建物の丈夫さが大きく違うので、ネパールに合った避難方法を一緒に考えていきました。
その後、現地先生が子どもたちに防災教育の授業をした後、避難訓練を行いました。
前日に熱心に聞いてくれた先生が多くて、子どもたちにも上手に伝えていました。
避難訓練は、始業の鐘で校長自ら鳴らしていました。
先生たちも初めての取り組みでしたが、校長のリーダーシップのもとうまく進めていました。
今後は、他の隊員の学校も回る予定です。