シャンジャの電気事情
ネパールでは、今多くの問題を抱えています。生活の上で大きく関わってくるのが電気です。
現在、ネパールのほぼ全ての地域で、計画停電が行われています。首都カトマンズでも乾期になると最大16時間も行われています。
しかし、実はここシャンジャでは計画停電がありません。
ただ、急に停電します。そしていつ復旧するかは分かりません。
今までで最大3日来なかった時があります。
シャンジャで計画停電がなぜないのか、急な停電は何が原因なのか。
休日を利用して発電所に行って調べて来ました。
プライベートエレクトリックカンパニー、水力発電所、ダムを見てきました。
小さな施設の所長から始まり、水力発電所のマネージャーまで行き着き、普段見ることができない施設や、聞きたかった情報を得ることができました。
ネパール人から聞いたことがあるインドに電気を売っているというのは否定でした。実際、インドからネパールの電気の5分の1を買っているそうです。
でも、なぜそのような噂が………
ネパールには政府のパワープラントが56個、プライベートのパワープラントが14個あるそうです。
※数はマネージャーから聞いたもので確認していません。
14個あるプライベートカンパニーのほとんどが、作った電気を政府に全て売ってしまいます。シャンジャとパルパだけは、全部を売らず市民に分け与えるという方針を続けていることで計画停電がないと聞きました。
急な停電の原因は、メンテナンスや木を切るために一時的に止めているらしいです。僕ら市民には伝わっていないけど、大きな企業には伝えてから止めているらしいです。
この時期特に、多く感じたのはダサイン(10月からのお祭り)のために竹を切る人が多くなる前にたくさん木を切る必要があるからそうです。
竹を切る際に、よく電線に引っかけるらしい。
全てが納得行く話でスッキリしました。